
ドクターヘリが梓川小学校の校庭に着陸した写真を近所の方から頂戴しました。梓川小学校は私の母校であり歩いて通った所です。子供や近所の人たちは突然のヘリの着陸にびっくりしたようです。校庭は砂もあり前回の海洋センターの芝のグランドと違い砂ぼこりがすごかったようです。ドクターヘリは、この地域では信州大学付属病院や信州まつもと空港では毎日見ることができますが、出動現場となるとなかなか見るチャンスはありません。長野県ではドクターヘリは松本市と佐久市の二機で運用しています。ドクターヘリは地形にもよりますが30キロを10分程度で飛べます。ドクターヘリにはさまざまな人たちが関わっていて、ヘリのクルーや運用の人たちはもとより、地上の救急隊員、消防車で支援する人たちなど多くの人に支えられています。そのおかげで今まで助からなかった命も助かっていると思います。
私なりにドクターヘリについて思うところがあって、これだけ公的機関に支えられて運用しているにも関わらずヘリは民間委託です、民間委託については触れませんが問題はへりのパイロットです。昨年長野県の防災ヘリのパイロットがやっと見つかりましたがそれまでは運用に支障をきたしていました。行政の対応不足です。アメリカではコスト削減等により患者移送のヘリの墜落が多くあります。ドクターヘリのパイロット養成は根幹ですので公的養成や支援が必要です。特に長野県はご存知のとおり3000メートル級の山に囲まれていて特に夏場は空気密度が下がり苦労することもあります。冬や春先は天候も急変します、また谷や川をぬうように飛ぶのは高い技量が求められます。自衛隊のような安定した養成やパイロットが生活できるような環境が必要だと思っています。